まちのおくすりやさん 有限会社みま薬局

生活習慣病漢方対策

瘀血(おけつ)

瘀血とは、血が汚れてドロドロになり、流れにくくつまりやすくなることです。
脂っこい料理、糖分の摂りすぎ、過度な飲酒、喫煙、運動不足、ストレスなどの食事、生活習慣を続けていると、からだの中に余分な水分や汚れが 溜まりやすくなります。
硬くなった血管をドロドロになり汚れた血が、無理に通り血管を傷つけたり内壁に溜まり血栓の原因になります。太い血管に栄養を補給するのは、毛細血管などの細い血管なので、注意が必要です。
高血圧症、狭心症、心筋梗塞、脳卒中、脂質異常症、糖尿病、動脈硬化症などを起こす要因となります。瘀血を改善する事が予防になります。血と血管の質を整え、流れをスムーズにすることが必要です。

血液の状態を良くして、血液循環を良好に保つには…
  • ①よく歩くこと
  • ②野菜や魚を多くとる
  • ③ストレスをためない
などの生活習慣の改善です。

≪おすすめの食材≫

黒豆・黒きくらげ・なす・にんにく・ねぎ・小豆・玉ねぎ・らっきょう・いわし・さば・納豆・ひじき・うこん・紅花・酢 など      

≪良く使われる漢方薬≫

イスクラ冠元顆粒 田七人参 など      

更年期

女性は35歳になると、肌の艶がなくなり髪が衰え始めます。42歳で白髪・シミ・シワが目立ち始めます。49歳で閉経され肌が老化しコレステロールが高くなります。
 女性の身体は7の倍数で変化します。その変化は腎精という生命にとって一番大事な物質によってコントロールされています。腎精は加齢とともに消耗され減っていきます。
 徐々に月経量が減り、月経周期が短くなり、出血の色が薄く期間が短くなります。閉経が近づくと月経周期が不規則になります。肌や体や心の変調がおきてきます。更年期の自覚症状が少なく過ごせるように血を養う漢方や精のつく貝類、エビ類、黒い食品、ネバネバした食品を取り入れるようにしましょう。

冷えやのぼせ

下半身や手足が冷えるのに顔や首がほてりのぼせやすい症状がみられます。
イライラしやすく、感情をコントロールできなく、お腹が張り便がすっきり出ない自律神経のバランスがくずれるタイプには、気の流れをスムーズにし昇った気を下げる「疏肝理気降逆」の漢方が効果的です。他に肩こりや頭重、頭痛、便秘などの症状がある方は血行を改善し、血管の収縮や拡張のバランスを整えるタイプには、血の流れを良くして昇った血を下げる「活血化瘀降逆」の漢方がよいでしょう。

不眠と脳・ストレスによる不眠

血が足りないとなかなか眠りにつくことができず、眠りが浅く、よく目が覚めたり、朝の目覚めが悪く、また思い悩んだり、遅くまで仕事に追われたり、加齢などで起こるタイプは、「血虚不眠」の漢方が良いですね。なつめをお湯に入れてお茶のように飲むこともおすすめです。
ストレスの多い方で、イライラしたり、頭がさえて眠気がない、怒りやすい、便秘しやすい。

漢方元気便コラム